聞き慣れない家族支援専門看護師の仕事内容とは

家族支援専門看護師,仕事内容

日本の社団法人に、看護師について統括する「日本看護協会」というものがありますが、そこが正式な資格として認めている「専門看護師」というものがあります。これは、複雑で解決が難しい看護に関する問題に対する専門の知識や技術を身につけた看護師のことで、全部で11の分野があります。その1つが「家族支援専門看護師」です。2008年に認定された「家族支援専門看護師」は、文字通り患者の家族を支援することを専門とする看護師のことで、患者本人はもちろんのこと、患者の家族に対する様々なケアを行うことを専門としています。まだ認定されて間もないため、この仕事に従事している人はごくわずかなのが現状です。 さて、家族支援専門看護師の仕事内容ですが、通常の看護師とは異なり、患者の家族に対するケアも行っていきます。患者を抱える家族は、思った以上に身体や心の負担が大きく、ストレスや不安などといった症状に襲われることで、患者に十分な看護が出来なくなってしまうおそれがあります。そのような事態を防ぐために、家族支援専門看護師は患者とその家族の両方を支えていき、家族の負担を減らしていくことで、患者に対してよりよい看護を提供していける環境を作っていくことが仕事です。 556

家族支援専門看護師の必要性について

家族支援専門看護師,仕事内容

家族支援専門看護師という分野が認定されたのは2008年のことであり、専門看護師の中でも比較的新しい分野と言えます。 歴史が浅いため、人材の少ない分野でもあります。 基本的な役割は、「家族看護の支援」「家族のセルフケア能力等を向上させるための支援」の二つです。 具体的にどういうことをするかというと、患者の回復を早めるために、患者の家族を支援したり、患者を含めた家族全体のことを考え、医師などに対して家族の考えを代弁したりというように、身体と精神の両面からケアを行っていきます。 現代は、家族のあり方も多様化しているため、家族支援専門看護師の必要性は非常に高まっていると言えます。 この資格を得るためには、専門看護師の教育カリキュラムにおいて、決められた科目を決められた時間数、履修しなければなりません。 カリキュラムでは、「家族の健康と生活」「家族への看護実践展開」「家族看護援助の方法」などを勉強します。 それにより、「家族と看護者の関係作り」「家族に看護過程を展開する能力」「家族の代弁者としての能力」の修得や、「他の職種とのコーディネーター」「家族看護のコンサルテーション」などを行えるようになることが目標とされています。 557